ヤマトシロアリとイエシロアリ

ヤマトシロアリとイエシロアリは、アリやハチのように土中にコロニーと呼ばれる一つの集団を作るシロアリです。大抵の場合では、シロアリが元々土の中に住んでいた上に人が家を建ててしまい、被害にあうケースが多いようです。一般的なシロアリ予防や駆除はヤマトシロアリとイエシロアリが対象となっています。シロアリのコロニーの中には、女王、王そして副女王、副王からなる生殖階級や職蟻階級や兵蟻階級などの階級があって、それぞれに役割分担がされています。シロアリは1年に1度、新しい成虫である羽アリが巣から飛び出すので、シロアリの被害の多くは羽アリが巣から飛び出した時に気付くのだそうです。

一般的に言われる羽アリの発生時期は、ヤマトシロアリは3月から5月の昼間、特に午前中に黒色の羽アリが出て、イエシロアリは5月から7月の夜、電灯に黄褐色の羽アリが集まってきます。シロアリの働きアリなどは白いので普通のアリとの見分けは簡単ですが、羽アリは羽の形の違いなどで見分けるしかないので、見分けることは難しいです。シロアリは光や乾燥した空気を嫌うので、土や自分の排泄物で加工した蟻道を作って、蟻道の中を光や空気を避けて行き来しながら活動するので、家屋の木材が被害を受けていた場合でも、表面は残っているのに内部だけが食い荒らされている、という状態になります。

シロアリの予防や駆除の方法

シロアリの予防や駆除の方法には、建築物の新築時に行う、シロアリ被害と建材の腐朽を予防する事を目的とした予防処理と、既存建築物に対して行う、建築物を加害しているシロアリを駆除して、今後のシロアリ被害を予防する場合と、シロアリ被害は無くても予防の為に行う処理があります。シロアリ防除処理には土壌処理と木部処理の2種類があって、その両方を行うことによって、シロアリを駆除して被害を食い止めたり、シロアリ被害を予防することができます。目安としては、5年ごとに土壌と木部の再処理をすることによって、防アリ効果が持続するそうです。

土壌処理というのは、地中を通って建物内に侵入してくることが多いシロアリを、建物の基礎の内側や束石の周囲やシロアリが通過する可能性がある土壌に薬剤を散布して処理することです。シロアリの侵入を予防する最も効果的な方法です。最近では、防蟻効果や土壌からの水分蒸散防止が目的の土壌被膜形成工法などもあります。木部処理というのは、木材の表面に薬剤を吹き付けるかハケなどで塗布する方法と、木材や壁に穴を開けて薬剤液を注入するという方法があります。新築の場合は、通常地面から1メートルまでの部材と浴室回りなどの水回り部分の木材を処理します。また、木口やボルト穴、コンクリート接触面などには特に念入りな処理が必要です。

シロアリ業者

丁寧なシロアリ業者では、床下の水漏れや断熱材などのはがれ具合なども確認してくれる反面、不必要な施工まで勧める業者もいるので、シロアリ調査も含めて誠実なシロアリ業者なのかどうか、よく見極める必要があります。自分でどの業者がいいのかわからないときには、公的機関のシロアリ相談所などに相談すると良いと思います。シロアリ用の散布剤の中には人体に危険な物もあるので、専門家ではない人が、防護をしない状態で散布すると薬品中毒にかかったりして大変な事になることもあります。また、床下にはシロアリ以外のムシなどが多数入っていて、いやな物を見てしまう場合もあるので注意が必要です。

シロアリ駆除の費用は、建坪によって異なりますが坪あたりだいたい5千円から1万円くらいです。シロアリ予防に床下に換気扇を設置する方法もありますが、費用は、3台で15万円前後で設置費用のほかに月々の電気代がかかるのと、ファンの風切り音が気になる場合もあります。 最近では、効果が半永久的に持続する床下調湿剤というものがあって、床下の湿気を常にコントロールするほか、電気代などは不要で、費用は坪あたりだいたい1万3千円くらいになっています。シロアリ対策をする時期については、秋から春先にすると羽化したシロアリの防除に良いと思います。

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